2021年12月4日 岸和田浪切ホール4F交流ホールで開催。参加者は80人でした。
「アスベスト絵伝-大切なものそれは命-」の出版、本当におめでとうございます。
同時に、出版までの大変な作業、本当にご苦労様でした。また、10年近くにわたり、原告の皆さん、支援の皆さんとともに、泉南アスベスト訴訟を闘った弁護団としても、その闘いを「絵伝」という形で残していただき、お礼申し上げます。 ・・・(中略)・・・
泉南アスベストの闘いは、単に裁判闘争というだけでなく、アスベストが危険であってもそれを100年にわたって生業としてきた泉南地域の人々の生き様、そこで発生した深刻な石綿被害、それに一人敢然と立ち向かった地元の梶本政治医師、
その被害救済を目指した裁判闘争、
さらに、裁判闘争が終わった後も、
鎮魂の願いがこもった「泉南石綿の碑」の建立と
資料館「アトリエ 泉南石綿の館」の建設、
それらの多くが折り重なり、壮大な人間ドラマとなっています。そして、そこには、困難な中でも粘り強く取り組まれている命と健康を守る様々な闘いにも役立つヒント、教訓も数多く詰まっています。「アスベスト絵伝」の出版は、それを生き生きと、分かり易く伝えるツールとしても、大きな意義があるのではないかと思っています。・・・(後略)」
この出版記念パーティーでは、たくさんの方からお祝いのスピーチがありました。そして、宮本憲一さん、患者と家族の会、桜井昌司さん(布川国賠で勝利した千恵子さんの友人)からお祝いのメッセージが寄せられました。