
落合恵子さんからは、「絵伝」の名前を褒められました。
第4回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」受賞の集いが2022年3月21日、東京文京シビックセンターで開催され、80名が集まって受賞者の祝福をしました。50の応募作品の中から大賞1点、優秀賞6点が選ばれました。「アスベスト絵伝」は優秀賞に選ばれました。堅苦しい裁判の記録を絵巻物にして描くという独創性が評価されました。

総評の中で永田浩三さん(代表委員)は
「この『アスベスト絵伝』は、中村千恵子さんが、絵手紙の技を駆使して、一人一人を描かれ、それが個性を持って迫ってくる、そこに裁判闘争の真実があると思うし、それを記録として残されたことが素晴らしい。この授賞式に受賞者:中村千恵子さんだけでなく、原告の方、支援者、弁護士まで来られていて感動しました。」
と述べられました。



むのたけじさんとは ・反戦平和を貫いた人。 ・従軍記者の経験から、真実を伝えるジャーナリズムの使命を果たすことが最も大事と考え、終戦の日朝日新聞を辞めた。 ・地域から民衆の声を発信する「たいまつ」を発行し続けた。 ・101才亡くなるまで発信し続けた。 | |
代表委員の一人佐高信さんは、講演の中で
「『ジャーナル』はいわば『日記』。『ジャーナリズム』は、それに過去、現在、未来を加える。」と言われました。
「アスベスト絵伝」には、裁判闘争の記録だけでなく、未来もかかれています。